69,042.11円日経平均 · 10/8 大引け · 続落(−993.60円、−1.42%)安値引け

DailyDrop.

158.17円ドル円 · 10/8 17時 東京 · 前日比7銭の円安
日経平均69,042.11▼1.42%10/8TOPIX4,091.46▼1.51%10/8ドル円158.17▲0.07円10/8S&P 5007,801.77▼0.22%10/7WTI$88.28▼1.30%10/7金$4,140.70▼1.11%10/7
政治報道照合 ✓ 5社 · 発言は当事者に帰属、広報予算の答弁文言は1社のみ

高市首相、簗農水相を続投させる。「不適切で厳しく注意」、消費減税の財源は「特例公債に頼らず」

参院の代表質問が始まった。道路予算「カット」発言の農水相は更迭しない。食料品の消費税減税の財源は歳出・歳入両面の見直しで賄うとしたが、額は示さなかった。内閣広報室の予算10倍要求にも質問が及んだ

参議院は10月8日、高市早苗首相の所信表明演説に対する代表質問を始めた。9日まで続く。焦点の一つは簗和生農林水産相の発言だ。簗氏は、2月の衆院選で首長が対立候補を支援した地元・栃木県の那須烏山市と那珂川町について「2026年度の道路予算は大幅にカットした」と話したと文春オンラインと週刊新潮に報じられ、5日に発言を撤回して陳謝した。担当省庁に予算削減を働き掛けた事実はない、と釈明している。国土交通省は6日、簗氏による減額の働き掛けや圧力はなかったとする一方、2月中旬に簗氏から道路予算の問い合わせがあったと公表した。首相は答弁で、発言は「不適切」で「厳しく注意した」と述べ、更迭を否定して続投させる考えを示した。7日には「予算の配分に政治的な支持、不支持を持ち込まないのは当然だ」と語っていた。簗氏も本会議で「職務遂行に全力を尽くす」と述べた。国民民主党の玉木雄一郎代表は、行政がゆがめられたかどうかが本質だとして全省庁での調査を求めた。日本維新の会の藤田文武共同代表も厳しく批判し、自民党内からも萩生田光一幹事長代行が説明責任を果たすよう求めている。

消費税減税については、立憲民主党の田名部匡代幹事長の質問に「特例公債に頼らず、歳出・歳入両面の見直しにより確保する」と答えた。NHKによれば、社会保障の財源には影響を与えないとも述べた。ただ、何をいくら削り、どこから収入を得るのか、具体的な額は示していない。首相は5日の所信表明演説でも「特例公債に頼らず確保する」と述べていたが、共同通信は衆院の代表質問でも財源の具体策は示されなかったと伝えた。関連法案は今国会の焦点になる。もう一つの論点は広報費だ。内閣広報室は2027年度の概算要求で約72億円を求めた。今年度の約7億円の10倍を超え、うち約65億円を「国内発信の強化」に充てる。内閣府の政府広報費280.5億円と合わせると約350億円規模になる。木原稔官房長官は9月、これまでのやり方では幅広い世代に情報を届けにくいと説明していた。京都新聞は社説で、国会での説明より一方的な発信を優先するものだと批判した。8日の代表質問でもこの増額が取り上げられたが、首相答弁の詳しい文言は本紙では2社で照合できていない。

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きょうの数字
約72億円内閣広報室の2027年度概算要求。今年度は約7億円
約350億円政府広報費(280.5億円)と合わせた広報関連の要求規模
2市町簗氏が「道路予算をカットした」と名指ししたとされる自治体の数
経済·市場報道照合 ✓ 2社 · 前場の数値と要因は日経・NHKに帰属

日経平均、続落で7万円割れ。午前662円安、一時800円超下げる

8日の東京株式市場で日経平均株価は続落した。午前の終値(前引け)は前日比662円31銭(0.95%)安の6万9373円40銭。下げ幅は一時800円を超えた。日本経済新聞によると、東証プライムの9割弱の銘柄が値下がりした。前日の米国市場では10年債利回りが一時2002年以来の水準まで上がり、ダウ平均も反落していた。米10年債の入札には強い需要が集まり、利回りは高値から5.2%台に戻したが、東京の売りは止まらなかった。世界的な金利上昇への警戒が売りを誘い、これまで買われてきた半導体関連の一部には利益確定売りが出た(NHK)。日経はさらに、新TOPIXへの移行に伴う需給の変化が三菱商事の売りを誘ったと伝えた。業績ではなく、指数の作り替えに伴う売りだ。日経平均は7日にも648円安で取引を終えており、6日に3カ月ぶりに回復した7万円台を2日で割り込んだ。2日間の下げ幅は千円を超える。値下がり銘柄の多さは、売りが半導体など一部ではなく相場全体に広がったことを示す。午後の値動きと大引けの値は、上の耳の市況欄を参照してほしい。

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きょうの言葉
新TOPIX市場

日本取引所グループが進めるTOPIX(東証株価指数)の見直し。流通株式の時価総額などの基準で構成銘柄を絞り、基準に届かない銘柄は段階的に組み入れ比率を下げる。指数に連動して運用する資金は、見直しに合わせて機械的に売買する。比率が変わる銘柄には、業績と関係のない売り買いが出る。


経済·金融報道照合 ✓ 6社 · 人数・金額は会社発表

プルデンシャル生命、営業社員64人を解雇。報告書は「営業成績偏重」、社長ら報酬30%返納

プルデンシャル生命保険は10月8日、営業社員らが顧客から金銭をだまし取っていた問題で、外部の弁護士らによる第三者委員会の調査報告書を公表した。報告書は、営業成績を重んじる企業風土が不正を招き、経営陣はリスクを知りながら改善策など適切な対応をとらなかったと結論づけた。会社は不正な金銭授受による被害額を約52億円とした。関与した営業社員157人(退職者を含む)を処分し、内訳は懲戒解雇・諭旨解雇64人、業務停止68人、訓戒など25人。

得丸博充社長ら役員3人は月額報酬の30%を3カ月、自主返納する。社長は午後の会見で「会社としての構造的な問題」と認めて謝罪した。再発防止策として、歩合に偏った報酬制度を見直して最低保証給を設け、支社数を来年中に半分以下に減らす。金融庁は保険業法に基づく一部業務停止命令を近く出す方針で、期間は3カ月の見込みと報じられている。親会社への業務改善命令も検討されている。被害額の約52億円は、以前に報じられていた約31億円を大きく上回る。新規契約の販売は2月から自粛が続いている。

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社会·テクノロジー報道照合 ✓ 4社 · 影響数は会社発表

ソフトバンク子会社のクラウドにランサムウェア。495の企業・自治体に影響、冷凍食品の出荷も止まる

ソフトバンク子会社のIDCフロンティアは、7日午前3時40分ごろ、クラウドサービス「IDCFクラウド」の東日本リージョン1でシステム障害が起き、原因がランサムウェアによる攻撃だったと明らかにした。障害は福島県白河市のデータセンターで起きた。同社は被害の拡大を防ぐため、拠点をネットワークから切り離してシステムを止めた。この結果、契約する495の企業や自治体がサービスを使えない状態になっている。

影響は8日も続いた。食品大手ニッスイのグループ会社では冷凍食品などの入荷・出荷ができず、復旧の見通しは立っていない。保育サービスのポピンズでは、ベビーシッターの予約に使うマイページとアプリが使えず、メールと電話で受け付けている。茨城県と県警のホームページが閲覧できなくなったとの関連報道もある(本紙未照合)。侵入の経路や、データが外に持ち出されたかどうかは調査中で、身代金の要求があったかどうかも報じられていない。影響の全容はまだ見えない。先週の焼肉きんぐや大和証券の委託先に続き、今度は企業の業務を支える土台が止まった。

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社会·選挙報道照合 ✓ 4社 · 判決内容は報道に帰属、判決は未確定

那須町長選、「当選無効」の裁決を東京高裁が取り消す。名字と名前が混ざった票の扱いで再逆転

栃木県那須町で3月22日に投開票された町長選は、現職の平山幸宏氏が5,099票を得て、次点の小山田典之氏をわずか1票上回り当選した。小山田氏側の申し立てを受けた栃木県選挙管理委員会は全票を点検し直し、小山田氏の得票が2票上回るとして、平山氏の当選無効を裁決した。平山氏は、どちらに入れたか判断しにくい票は無効にすべきだとして、裁決の取り消しを求めて東京高裁に訴えていた。争点は「平山のりゆき」「小山田ゆきひろ」のように、2人の名字と名前が混ざった混記票の扱いだった。

東京高裁(江原健志裁判長)は10月8日、県選管の裁決を取り消す判決を言い渡した。名字と名前が混ざった票の一部を無効とし、県選管が無効としていた「平山ひろゆき」「ひらやま文宏」などを平山氏の有効票と認めた。下野新聞などによると、数え直しの結果、平山氏が3票上回り、再び当選者となる。票差は1票、2票、3票と、判断のたびに入れ替わった。判決は、どちらに入れたか読み取れない票は数えないという線を引いた形だ。ただし判決は確定していない。県選管が最高裁に上告するかどうかで、町政の行方はまだ動く。

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短く、もう少し
  • サムスン電子の7〜9月期営業利益(暫定)は107兆4千億ウォン(約12兆6千億円)。前年同期の8.8倍で過去最高、四半期で初めて100兆ウォンを超えた日経・NHK・共同・時事
  • 8月の経常収支は4兆620億円の黒字(財務省)。海外子会社からの配当などで第一次所得収支が5兆1332億円に膨らみ、貿易収支は赤字にNHK・ABEMA・ロイター
  • 高市首相、衆院本会議で「リフレ政策が必要な局面ではない」。国民民主党の玉木雄一郎代表への答弁で、日本経済はデフレではないとの認識を示した朝日・ブルームバーグ・ロイター
  • 米ダウ平均、7日は341ドル安の5万1179ドルで5営業日ぶりに反落読売・ロイター
  • 米10年債入札に強い需要。長期金利は24年ぶりの高水準から5.2%台へ下がった日経・ロイター
  • ブルワーズがパドレスを3勝1敗で下し、ナ・リーグ優勝決定シリーズはドジャースとの再戦に。パドレスの松井裕樹は2日続けて好救援Yahoo!ニュース・日刊スポーツ
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うわさの温度 — 未確認のもの

「米軍、イラン攻撃の日付を決めた。」 報道されたのは「準備を終えよ」という指示まで。開始日は含まれず、大統領は最終決定していない、と報じた側自身が書いている。
「プルデンシャルに業務停止命令が出た。」 3カ月の一部業務停止は金融庁の「方針」「見込み」の段階。8日夕までに正式な命令は本紙で確認できていない。
「那須町長、平山氏で確定。」 高裁が県選管の裁決を取り消しただけで、判決は未確定。上告されれば最高裁の判断を待つ。
用語集 · 点線の語 — 政治・市場・法・テクノロジーの用語を記事の文脈とともに説明する。毎日積み上がる。
紙面から高市首相、簗農水相を続投させる。「不適切で厳しく注意」、消費減税の財源は「特例公債に頼らず」政治日経平均、続落で7万円割れ。午前662円安、一時800円超下げる経済·市場プルデンシャル生命、営業社員64人を解雇。報告書は「営業成績偏重」、社長ら報酬30%返納経済·金融ソフトバンク子会社のクラウドにランサムウェア。495の企業・自治体に影響、冷凍食品の出荷も止まる社会·テクノロジー那須町長選、「当選無効」の裁決を東京高裁が取り消す。名字と名前が混ざった票の扱いで再逆転社会·選挙