マリカルメンさんの死が選挙前哨戦に火をつけた。マドリード州議会は怒号の応酬
左派は街頭に「平穏はない」と警告し、アユソ氏は「脅しているのか」と問い返した。フェイホー氏は「感情操作」だと語る。近所の人たちが自宅の入口に花を手向け、11月11日のゼネストへの支持が広がっている。
立ち退きが前倒し選挙のきっかけとなった87歳の女性、マリア・デル・カルメン・アバスカル(María del Carmen Abascal)さんが亡くなって一夜明け、マドリードの政界は朝から緊張に包まれた。マドリード州議会の本会議で、左派野党は「マドリードの街頭に平穏はない」と警告した。イサベル・ディアス・アユソ(Isabel Díaz Ayuso)氏は「われわれを脅しているのか」と応じた、とエル・パイスは伝えた。PPは「身体的な脅迫」を非難した、とエル・ムンドは報じた。アユソ氏は、政府は「マリカルメンさんのような女性」にではなく「愛人」に住宅を与えていると非難した、とABCは伝えた。
マス・マドリードとPSOEは、州議会の入口でマリカルメンさんに黙とうをささげた。PPとボックスは加わらなかった、とABCは伝えた。市役所では、彼女の死に覆われた短時間の本会議が、ホセ・ルイス・マルティネス=アルメイダ(José Luis Martínez-Almeida)市長の計画を可決した。事務所や宿泊施設を18,000戸の保護住宅に転用する計画だ、とエル・ムンドは伝えた。アルメイダ氏は、サンチェス氏が立ち退きを許したうえ、彼女の記憶を横取りしていると非難した、とABCは報じた。
アルベルト・ヌニェス・フェイホー(Alberto Núñez Feijóo)氏は、PPは「市民に対する感情操作の試み」を許さないと述べた、とエル・パイスは伝えた。オスカル・ロペス(Óscar López)大臣は、マリカルメンさんに向けられた憎悪のメッセージは「スペインを代表するものではない」と語った、とABCは報じた。エル・パイスは、立ち退きの最中にSNSで彼女を攻撃した人々を取り上げた記事を載せた。人生や年金をあげつらう侮辱だった。ボックスの欧州議会議員が遺体の解剖を求めた、とラ・バングアルディアは伝えた。遺族は死因を公表しておらず、不審な死だったことを示す公表済みの手がかりはない。
街頭では、近所の人たちがレティーロの自宅の入口に花とろうそく、メッセージを置いた。「住まいのために、もう誰の命も失われませんように」と、ヨーロッパ・プレスは伝えた。画家のTvBoyはバルセロナに彼女をたたえる壁画を描き、左派の欧州議会議員はストラスブールで黙とうした、とABCは報じた。アンダルシアの野営型の抗議(acampadas)は、新たな動員を準備している、とABCは伝えた。
一方、報道で彼女の名で呼ばれる規定が動き出した。住宅に関する二つの政令のうち一つが木曜に発効した。ABCが先に伝えていた。エクスパンシオンは、これで住宅市場がどうなるかを解説した。もう一つ、家賃契約の延長に関する政令は、なお議会の常設委員会(Diputación Permanente)の判断待ちで、期限は11月14日だ。
11月11日のゼネストは支持を広げている。バスク地方(Euskal Herria)の住宅問題の組合が加わった、とヨーロッパ・プレスは伝えた。バスクの経営者団体セベク(Cebek)は、企業がストの費用を負担するのは「受け入れられない」とし、このストは「労働というより政治の臭いがする」と述べた。そしてヨランダ・ディアス(Yolanda Díaz)氏は、最低賃金の引き上げを勧告する期限を、専門家に諸聖人の祝日の連休までと示した。11月29日より前に承認する狙いだ、とエル・パイス、エル・ムンド、エクスパンシオンは伝えた。