アン・カーソン氏にノーベル文学賞
カナダの詩人、エッセイスト、古典学者。スウェーデン・アカデミーが「大胆で独創的な作品群」と呼ぶ業績が評価された。
スウェーデン・アカデミーは木曜、2026年のノーベル文学賞をアン・カーソン氏に授与すると発表したと、グローブ・アンド・メール紙、グローバル・ニュース、ラジオ・カナダ、ル・ドゥボワール紙が報じた。グローブ紙は、授賞理由を「大胆で独創的な作品群」を称えるものと引用している。1950年にトロントで生まれたカーソン氏は、一つの形式にとどまらない本で知られる。詩の形をとった小説『赤の自伝』(Autobiography of Red)、箱入りの本の形をとった哀歌『Nox』、欲望と喪失を論じたエッセイ、古代ギリシャの詩人の翻訳などだ。古典学者でもあり、カナダと米国の大学で教えてきた。これらの経歴は、当日の報道ではなく、氏の著作によるものだ。
この受賞で、カナダ人の名が文学賞の受賞者名簿に載るのは、2013年のアリス・マンロー以来になる。カーソン氏は、毎年有力候補として名前が挙がっていた。賞にはメダルと賞状、ノーベル財団が定める賞金が付き、授賞式は12月にストックホルムで行われる。